2016/09/22

タイ弁護士会での取り調べ 終了

 約2年半前、某タイ人弁護士を弁護士会に訴えました。
 訴状提出後、弁護士会の風紀委員会で、期限切れ等の書類審査が行われ正式に受諾され、その半年後から、調査委員会での取り調べが始まり、現在までの2年間に月/2月に一度くらいのペースで取り調べが行われ、本日、取り調べが終了しました。
 取り調べは、審査委員が3名、相手側弁護士が1-2名、そして私。勿論、私以外は、全てタイ人。会話も書類もタイ語オンリーです。
 取り調べは、最初に私が証言し、次に訴えられた側が質問し、次に、訴えられた側が証言し、それに対し、私が質問し、今回の場合は、相手側が証人?を連れてきたので、証人が証言し、それに対し私が質問するという内容です。
 
 今後は、調査委員会の3審査委員が証言等を審査し、風紀委員会に提出する資料を作成します。そして、最終的に風紀委員会(弁護士会会長)がジャッジすることに成ります。訴えを取り下げられるか、訴えた弁護士が懲罰を受けるかのどちらかです。

 結果が出るのは、3,4ヶ月後と言うことです。


 私は、この2年以上の弁護士会での戦いを、通訳等は、一切使わなく、全て一人で対応しました。私は、弁護士会で有名に成っているようです。


 今日は、最後に調査委員会の委員長に「タイ語の勉強が出来て楽しかった。」と伝えました。素直な気持ちです。


 弁護士会が出すであろうジャッジに不満がある場合は、控訴が可能です。私は、取り下げられた場合と弁護士に対する懲罰が軽い時は、控訴するつもりです。


 よくタイ人に「貴方はタイ語が上手だけれど、どこの学校で勉強しているの?」と聞かれますが、私は、「弁護士会で勉強している」と素直に答えています。それを聞いたタイ人は、キョトンとします。タイ人にとっても、弁護士会というところは、敷居が高いようです。


 因みに、この戦いのために要した費用は、交通費だけです。


 本当は、一部始終を書きたいのですが、まだ、結果が出てないので、暫く保留です。


 但し、訴訟を行ってから、約2年半、弁護士会で戦ってきたので、興味の有る方には、説明できます。

 タイの法律では、「外国人が法律/事件に関する仕事をすることは禁止」されていますので、有料での「相談/お手伝い」は、受けません。

 それと、やがて出るであろう今回の結果とは別に、タイ弁護士会から「苦情がある、または法律面での助けが必要な日本人がいる時は、連絡するので手伝って欲しい」とお願いされています。




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