耳に障害がない限りは、誰もが、タイ人の発する音は聞こえている。「聞き分け」が出来ていないだけである。
音は、脳(側頭葉)で聞き分けている。我々日本人の場合は、日本語のデータベースが有って、入って来た音をそのデータベースに照らし合わせて判断している。
話すときは、そのデータベースに口の動きと音が記録されているので、無意識の中で発音できる。
しかし、データベースにないタイ語の音が入って来たときは、タイ語のデータベースが無いので、日本語のデータベースで判断する事になる。つまり、タイ語を無理やり日本語に置き換えて聞き分けている。
それで、どうするかと言うと、側頭葉にタイ語のデータベースを構築することになる。
具体的には、口の動きを正確にマスターする。口の動きが正確にマスターできれば、結果的に正しい音を発する事ができる。ここまで来れば、口の動きと音が側頭葉にデータベースとして書き込まれる。
そうすれば、耳から入ったタイ語の音は、新たに構築されたデータベースで聞き分ける事になる。
コミュニケーションで一番重要なのは、「聞く」事。正しく聞く事が出来なければ、まともなコミュニケーションは出来ない。
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